「天外さんの講義に刺激され、座禅を九つの営みに(分光)するというアイディアを思いついた。こちらも思いがけないアイディアや表現が出てくる。」
講師 藤田一照師のコメント(Facebookから)
【7月16日】
過ぎから18日昼まで、
外さ湯河原のご縁の杜で行われた
天外伺朗さん主宰の研修会に講師として参加。
決まっているのは、
食事の時間くらいで、
あとは何をやるかは成り行き任せだという。
僕も何も準備しないで、
即興で何かやるつもりでいた。
初日は自己紹介&チェックインの後、天外さんの講義。
戦士力から融和力へのシフトというのは
強為の習禅から云為の坐禅へという僕の主張と
綺麗にパラレルになっている。
講義後は入浴。
夕食はご縁の杜名物のヴィーガン料理。
綺麗で、うまし!
食後は持ち寄ったお酒とつまみで渾身の宴。
さすが、天外さんのサロンに集っている人たちだけあって、
ユニークで愉快な人ばかりだ。
【7月17日】
天外さんのもとで学んでいる人たちとの合宿@湯河原ご縁の杜二日目。
朝6時から7時半まで坐禅の時間。
坐禅の三調と上虚下実の話をしてから
邪気吐出法・生気吸入法・合掌行気法をワーク、
その後坐禅を2回。
朝食の後、9時半から12時まで、昼食(お弁当)を挟んで、
1時半から5時までの二つのセッションを僕が講義。
前日の天外さんの講義に触発されて、
最近考えている調身・調息・調心という次元と
release/recieve/enjoyという次元をクロスさせて
坐禅を9つの営みに「分光」するというアイデアとそれを実技として体感するという初の試みにトライしてみた。
いい質問が返ってくるので、
こちらも思いがけないアイデアや表現が出てくる。
夕食は、参加者の一人の大野百合子さんの神様カードの中の一枚を
キッチンスタッフの皆さんが野菜で描いたテーブルでみんな大興奮。
食後、懇親会2回目。
キッチンスタッフの一人であり歌手でもある佑受(Uju)さんが
ギター弾き語りでガヤトリーマントラと自作の曲を歌ってくれた。
天外さんを交えて皆さんで
いろいろ楽しい雑談をして夜がふけていった。
【天外さんの合宿@湯河原ご縁の杜3日目】
この日の朝は天外さん指導の瞑想の時間。
みぞおち緩め、下腹呼吸、ため息をつきながら体の各部を緩める、
などのワークをしてから発声瞑想。
朝食の後、僕の講義で残っていた調心についての話、
天外さんとのやりとり、
皆さんからの質問、などで午前中のセッションを終わり、
最後に一本締めして終了。
初めて会う人たちが多かったが、
いろいろな刺激を受けて実りの多い3日間だった。
天外さん初めスタッフの皆さん、
参加の皆さん、ありがとうございました。
来年もよろしくです。
「今まで味わったことのないフュージョン料理のような、
鮮烈な味わいのコラボレーション!」
ボディーワーカー 小笠原和葉様 リトリートレポートその2 Facebookから
一照さんと天外先生のコラボ合宿と聞いた時、
面白そう!の前に…大丈夫?!と思ったことを告白いたします。
何が心配だったのか、今となってはよく分かりませんが。
昔、小曽根真×バティストーニのコラボを聞いたときも思った。
「わお!どっちも聞きたいけどコラボとして大丈夫?!」という心配の種類にニア。
(そして実際、そのコラボは際どい仕上がりだった)
結果、今まで味わったことのないフュージョン料理のような、
鮮烈な味わいのコラボレーションで、ほんとうに参加してよかったです。
お二人の、なにか深いところで共通するものと、全く違うところ、
その両方のコンビネーションが、
どこで本当に交わっているのかを各人が真剣に探すことで見えてくる「X」。
来年までみんなそれを探し続けるのではないだろうかと思った。
坐禅と瞑想という、「何が違うん?」という両者を2日連続朝6時から経験すると、
それぞれのいざなわれる世界が圧倒的に違うことは身体でわかる。
特に天外先生の瞑想法はどんどん新しく開発され続けるので、
それぞれのフレーバーがあるのだとは思いますが、
どちらかというとモンスターに会いに行く
、心理療法でいうと「暴露療法」な感じがわたしはいつもします。(鳥の瞑想とかは違うケド)
そしてこの瞑想には絶対に天外先生の存在が必要なのだ。
一方、特に2日間で深堀りした、
一照さんによっていざなわれる坐禅の世界は、
同じ心理療法なら「ACT」とかのリソースモデルに近いかなあ。
ああ、やめましょうやめましょう。
体験をすぐ分解して検討して着地させてしまうような無粋なことは^^
お二人の長老(?)の好奇心と、エナジーと、
深みと、
装いのないたたずまいと、ちょっとの無邪気な毒.が
作り出す場がとてもとてもステキだった。
お二人は、自分が年を重ねていくということに希望を感じさせてくれる星なのです、
わたしにとって。
さらに、この場をホールドしてくれたのは、
ご縁の杜、という場自体と、
それをささえるりなこさんの存在。
今回、大野百合子さんとも久しぶりにご一緒させていただいたのですが、
ゆりこさんの「神様カードの」絵柄をお食事で再現!
これぜーんぶお野菜のビュッフェなのですよ?!
壊すのもったいなーい、といいながらみんな美味しくてむしゃむしゃ食べていました。
どうしたらこんなことを思いつけるのだろう、
そして実現できるのだろう。天才。カミサマありがとう。
夜、ゆりこさんを交えて「怪しい話」をたっぷり出来たのも
すっごく楽しい思い出です。
そういえば昔、クラニオのトレーニングを受けている頃よく自分で勝手に「宇宙図書館」に行って、笑
調べ物してたな、なんてことを思い出していたらどうやらそれがアカシックレコードである、っていうことらしかった。
セッションでどうしたらいいかわからなくなったり、疑問に思うことが出てくると行って調べてたんです。
扉の前で質問をすると本棚が出てきて図形で答えが来て、
それを感じていると何をしたらいいかわかるという‥アヤシすぎ、笑
ぜひまた行ってみてー!と言われて久しぶりに行ったら、
扉の中に道ができていました。またちょくちょく行ってみよう。
わたしはここ数年、いろんなひとに自分が伝えたいことを届けたくて、
ずいぶん「ちゃんとする」ことを学んだ。(医学部も入っちゃったしね…)
でも怪しさを忘れずにいたい。
もっともっと怪しくなろう、うむ、と決意した夜でした。
怪しいことと、怪しくないことを激しく往復することで立ち上がってくる世界についてなにかつかみかけている気がするから。
あー、ほんとに楽しかった!
帰ってきたら、肉体は疲れたけれど精神がものすごく
元気になっているのを感じています。
こういうリトリートの価値って、
コンテンツ自体だけじゃなくて、
その周辺の偶発的な出会いによって生まれるもの、
それによって熟成されるものによるところが大きいんだと思うんです。
さまざまなコンテンツがオンライン化して、
それなりに代替できるね?なんて思ってきたけれど、とんでもない。
計算不可能性こそ生命の本質である。
コロナで、いろんなことを禁じられ、強いられ、空気を読み、
いろんなものを諦めていることさえ感じないようにしてきていたのだろう。
そして、生きるってこんなもんだ、って
その低下した生命エネルギーに慣れかけてきてしまっていたのだと気づいてものすごく危機感を持っている。
ああもっと、生命が喜ぶことをしてあげよう。
天外先生、一照さん、りなさん、ゆりこさん、
この3日間出会ってくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。
とっても元気になりまして、
バリバリと講座の準備を進めていますので
よかったら来てね↓
なんと55名もの方がすでにエントリーしてくださっていて、にわかに自分でドキドキしています…
身体と人生の旅~身体性・ソマティック入門~
「小笠原和葉 公式ホームページ」