- 天外先生と天外塾の仲間が私の人生を変えてくれました。リサイクルショップ リ・バース 代表 勝原清志様全文を読む
天外塾参加
天外先生と天外塾の仲間が私の人生を変えてくれました。
リサイクルショップ リ・バース 代表 勝原清志様
初めまして、天外塾の卒業生の勝原清志です。
広島県で5店舗の経営者として走り回っています。(リサイクルショップ4店舗と、祖父から受け継いだギフトショップ1店舗)
私は、おそらく天外先生の生徒の中でもトップクラスの落ちこぼれだったと思います。
毎回の授業では、半べそかきながら出来ない理由ばかり言って、先生や一緒に勉強に来られていた人たちのアドバイスを聞きませんでした。
そんな私を、天外先生と天外塾の仲間との出会いが、私の人生を変えてくれました。
まさに「変容」と言えるように生まれ変わりました。
経営者になる前も仕事は充実していて、スーパーマーケットで働き、精肉担当から青果担当から鮮魚担当まで経験して、やればやるほど自分の担当の部門の成績が伸びて、まさに絶好調!!!
時代の追い風で、スタッフの協力、周りへの感謝など、どこ吹く風~「俺が、俺が!!」という完全に勘違い野郎でした。
そんな状況の中で、40歳で祖父から63年続く会社の代表になりました。
「よっしゃ~!! 業績を伸ばして、会社もスタッフも自分も良くしていくぜ!!!」
と血気盛んに取り組みました!!!
そして、その結果は・・・・・・・・・「チ~ン」
社長が、動けど、叫べど、スタッフは全く変わらず。
それに腹を立てて、厳しく攻めたり、ルールを作ったり、勉強会をしたり、まあ、いろいろやりました。
頑張った人間が評価されて出世して、給料が増えていく。結果が残せなかった人間は、それなりの評価と待遇が当たり前。
という成果主義の考え方に偏ってしまい、あっという間に職場で浮いてしまう・・・・・・
そりゃ~、そうじゃわ!!
いろんな理由で働いている人がいるわけで、みんなが同じ理由で働いているわけではないのに、自分の価値感を押し付けようとしていた。
結果、朝から晩まで、休日もとらず率先垂範で頑張っていれば、いつかみんなが付いて来てくれると思っていたけど、自分が頑張れば頑張るほど、みんなとの距離が広がる・・・・・・
そうすると身体も疲労がたまり、気持ちにも余裕が無くなり、家庭でも新婚で子供も生まれたばかりの妻を労わってやることも出来ない自分。
それでも業績はまあまあだったけど、
そして、今から2年くらい前。店舗の土地を借りていたのですが、不動産の契約が更新されないことになり、4店舗中、2店舗が移転、1店舗は閉店ということになり、社長就任3年目にして、最大のピンチになりました!!!
もう自分の力では、どうしようも無い世界でした。
そんな時、それまでもマーケチングやモチベーションアップなどいろんな勉強会に行っていましたが、たまたま地元で飲食店を経営している山根社長に誘われ「天外塾」という勉強会に行くことになりました。
天外伺朗先生と山根社長!!
そのときは、数ヵ月後にまさか天外塾がきっかけでニューヨークに行くことになるなんて、夢にも思っていませんでした。
天外塾で最初に取り組んだのが、「感謝の祈り」です。20年前に離婚した妻と息子に対して、自責の念が消えていませんでした。
そこで、毎日朝と夜に、「迷惑をかけたことへの謝罪と心から二人の幸せを願っていること」を祈りました。
すると、20年間会うことのなかった別れた妻と息子に街で偶然会うことになったのです。
怖くて話しかけられませんでしたが、どこか気持ちが楽になり、成人の時に手紙を書き、返事も来て恨まれていないことを知り、心から嬉しかったことを覚えています。
信じられないことが起こり、ちょっと怪しい感じの勉強会でしたが、「これは!!」と感じるものがありました。
また、当時会社の移転や業態転換などで休日もほとんど取らずに動き回っていたのですが、なかなか思うように行かず悩んでいました。
そんな相談を天外塾の天外伺朗先生や、一緒に学んでいる仲間に相談したところ、
「イチローを観にアメリカへ行って来たらいい!!」という話になりました。
だって、私の名刺に「私の夢はメジャーリーグ観戦旅行」って書いていました(笑)
ただこのタイミング、私からしたら、「はぁ~???????」っていう感じです。
でも、みんなから見るとそんな余裕の無い感じだから、会社もうまくいかないんだよ。って言われました。
今まで走り続けることで結果を出して・・・・、誰よりも早く出社して、誰よりも遅く退社することで、みんなに信頼してもらえると信じてきたので、
「こんな大変な時に海外に遊びに行くなんて、どんでもない!!!」という気持ちでした。
それでも、一緒に勉強している仲間に説得されて、最後には先生に、
「イチロー観にいかないと会社がつぶれるぞ!!」と脅迫されて行くことになりました。
しかも、一緒に二人の仲間がニューヨークに行ってくれる事になったんです!!!!
増田かおりママと、塩梅泰弘さんには、本当に感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。
そして、実際にニューヨークに3泊5日(機中で2泊)で行くことになりました・・・・・・
天外伺朗先生と天外塾の仲間、
愚痴だらけの自分に嫌な顔一つしないで付き合ってくれた20年来の同級生、
独りよがりな息子に経営を任せてくれた会長でもある、父、
影ながら応援してくれた、妻と息子と妹と母、
見えない力で導いてくれたご先祖様、
本当に多くの人たちのお蔭で救われました。
っと言っても、TVドラマじゃないんだから、そんなすぐに好転するわけも無く、1年くらいは本当に先が見えなくて苦しかったです。
今だからこそ言えますが、もう1回やれ!!と言われても出来ないでしょうね。
でも何とか、ここまで来れました!!!!
これからも、たいしたことは出来ないと思うけど、若かりし頃のように自分の名声のためのスタンドプレーではなく、信頼している仲間にそっと寄り添うことがしたい。
なので、最近は、「甘い」とか、「丸くなった」、「牙を抜かれた」と言われたりもするし、自分でも思い当たることもあるけど、この自分を受け入れて、あるがままで生きて生きたいと思っている。
今でも死にたくなるくらい辛い日もあるし、朝方まで眠れない夜もある。
そんな時には、天外先生に教えてもらった言葉、
「問題があることが問題ではなく、問題に振り回されている自分が問題」
私も50歳になり、人生の折り返し地点になりました。 これからは、助けてくれた人たちへ恩返しする人生にしていきたいです。
今も毎日「感謝の祈り」をおこない、家族とスタッフの幸せ、健康であること、今日の無事に一日を終えることが出来たことなどに手を合わせています。
そして、人生の最後にニッコリ笑って、「ありがとう」と言って、人生の幕を下ろせる様に生きていきます。(おしまい)