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共感通貨ダイアログ(新井塾)
2023年7月~9月 全6講
世界的な大不況を体験した多くの人が、「資本主義社会が崩壊に向かい、社会が大きく変容しそうだ」という直観を共有しています。
世の中で大金持ちといわれるような人のお金は、とてつもなく優秀な金融マンにより運用されます。
そうすると、一日何十億円という利益が得られます。
これは冗談ではなく、私たちが一生かかっても稼げないお金が「一日で」手に入るのです。
本来なら、モノやサービスの国際間取引のために為替がありますが、いまは、その必要量の100倍近い巨大な金が、為替差益を求めて、うなりを上げて世界中を飛び回っています。
これが、いまの資本主義社会の実態です。
新井和宏さんは、外資系の投資銀行に勤務するとても優秀な金融マンでした。
業績はよかったのですが、自分のしている仕事が、はたして世のため人のためになっているだろうか、単に金持ちをもっと金持ちにするのを手伝っているだけではないかと悩み始めました。
そして病気になったことがきっかけになり、「すべての人が我欲を追ういまの資本主義のあり方」「金が金を生む仕組み」から離れ、誠意と共感に価値を置く「次の社会造り」にエネルギーを注ぐ決心をしました。
まずは、仲間と「鎌倉投信」を立ち上げ、投資効率だけでなく「いい会社」かどうかを評価基準にして、共感的に投資をするというオペレーションを始めました。
「いい会社」とは、「会社に関わるすべてのもの(ステイクホルダー)との調和を図りながら成長する会社」(鎌倉投信の公式サイトより引用)です。
これはいままでの金融業界の常識に真っ向から逆らったことになります。
ところが、人々の予想に反して鎌倉投信は抜群の投資実績を上げてきました。
リーマンショックの後、世の中が不景気になると、投資効率が良かった会社より「いい会社」の方が強かったのです。
2018年からは、「(株)eumo」を設立され、いまの資本主義の問題点を通貨から抜本的に見直すという取り組みをされています。
具体的には、「共感コミュニティ通貨eumo」を中心に「共感」でつながった経済圏を生むことを目指しておられます。
天外は、これからの社会の進化を書いた『GNHへ』(ビジネス社、2009年)で、ギャンブル資本主義に堕ちたいまの市場経済を健全に立て直すためには、金利がマイナスの地域通貨を普及させなければいけない、と書きました。
そして、「ホワイト企業大賞」を推進する中で、地域に根付いた経営をしている受賞企業を中心に地域通貨を普及させる計画を練っていました。
そうしたら、新井さんがまったく同じ発想でeumoを提案しておられるのを知ったのです。
このようなご縁にて、天外塾にて新井さんのセミナーを開催していただくことにいたしました。
「eumo」は、実証実験を経て、2020年6月から導入がスタートいたしました。
このセミナーでは、「eumo」の実践者を講師にお招きして、現場の生々しい声を中心にダイアログを進めます。
現在、2023年7月期のお申込を受付中。
定員になり次第、予告無く締切りますので、
ご希望の方はどうぞお早めにお申込ください。